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ままがわがまま 2025.10.15

  • 執筆者の写真: 儘
  • 4 日前
  • 読了時間: 3分

 間が空いていました…

前から思っていたのは私はいわゆるADHD系だな~ということ。なんだかんだ完璧に何かをこなすことは無理ながら、それでも一応社会生活はできてるかな?ということで医療的診断はつかない、と思って生活しています。

 最近ふと思いついたのは、小さいころから、「お転婆」「お節介」「そそっかしい」と言われたことは、ADHDの行動そのもだったんじゃないか!ということ。で、そう言われてはきたけれど、自分が周りの人の目にどう映っているか、っていうことがまず気にならない。それでも、立場として、娘だったり、妻だったり、母だったりするので、ごくごくたまには「果たしてその役割果たせてるのかな」と気になること、特に息子が私をどう思っているんだろうと気になることがたまにあるんですよ。息子はどんな母でいて欲しいんだろう?その母に成れてるのかな?と。でも、自分に返す答えはこれしかありません。「自分の好きなことばかりやっているので、息子にとってはいい母とは言えないだろうな」 で、「ママが我儘」は自分に当てはまっていると思うし、ひらがなにすれば「ままがわがまま」で回文になっていて、文字列は「わ」を中心とした左右対称というのが気にいってるというダメ母確定なんですよ。振り返れば「あれもすればよかった」「これもすればよかった」と反省ばかりが先に立つわけで。

 でも、そんな絶望的な母を和ませてくれたのが次男の話をいたしましょう。実は、息子2人ともネット上で物書きをしてまして。特に次男にとってはライフワークとなっており、いろいろ書いております。数ある作品の中にこんな文章を見つけちゃいました。

 「幼稚園くらいの頃のことでした。当時は専業主婦をしていた母が、ミシンで色々とぬいぐるみを作ってくれていたんですね。ハムスターを家で飼っていたこともあり、ハムスターのぬいぐるみが多かったです。それで僕はそのぬいぐるみに名前を付けていろいろ空想を膨らませて、物語を創っていました。すると母が、僕のその話を聞き取って、絵本を描いてくれたのです。思えば今も昔も、ずいぶんと器用な人です。出来上がった絵本を見て、僕は空想した世界を形にする方法があるのだということを知ったのでした。」

 あらあら、そんな素敵な母がいらっしゃるのね~とほぼ他人事のように読んじゃいましたが、一瞬立ち止まって思いを巡らせば、これって自分の事。自分のやらかしたことで、次男は物書きになったってことなんですよ。確かに書いてあることはホントだけれど、次男がこんな風に思っている、というのは話したことなかったし、ネットで読んで初めて知ったので正直仰天しました。子育てする時、自分の思うような育ち方をしてほしい、と意図的にいろいろ習い事させたり、生活体験させたりする親御さんはいらっしゃるし、相方のご両親はかなり意図的に息子(つまり私の相方)にやらせたし、孫である自分の息子らに、「こういう経験をさせた方がいい」と指導してくださっておりました。けれど、自分には「こういう風に育てたい」イメージが全くなく。もちろん次男に物書きになって欲しいと思ったこともなく。

 次男の書くことに費やすエネルギーは尽きることなく、すごいな~と思うし、親バカですが、そんな次男を自慢してまわりたくなります。次男のこの言葉は正直、儘の宝ですよ。

儘がどんな人間かをここには書きたいと思って筆を執るわけですが、今回の結論は、儘は我儘である、ということと、自慢できる息子を育てることに成功した、ということになりますか。書いててなんかむずむずしちゃいますが、次男の言葉をのこしたくて、ごちゃごちゃ書きました。お粗末様!

 
 
 

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