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隣に座って同じ方向を見る 2024.3.27

生きてるといろんなトラブルに遭遇します。期待する通りにはなかなか進まない、そんなことは日常茶飯事。大きくて厚い壁に遭遇すると心も折れる。

「対策」という言葉があるけれど、これは向かい合って策を練るイメージ。でも、正直なところ、真っ向から向き合うより、隣に座って考える方が良い結果に繋がることも多いのでは?

看護学校で勉強していたとき、実習に出て「看護計画」というのを立てる練習をしました。患者さんに何が必要かを見極めるためには極力たくさんの情報を得なければ、最初はそれに必死でした。でも、いくら情報をかき集めるよりも、患者さんが何をしてほしいかを読み取る自分のアンテナを高くすることが大事だと気づくことになります。大体、自分の事もよくわからないのに、ましてや別人格の患者さんの事、どんなに情報集めてもわかりきることはできないんですよ。情報を集めるまでは何もできない、より、情報は少なくても、その時点でできることを手掛ける、やり始める。頭で考えるのではなく、感性でつかみ取る。

若いうちはなかなか読み取ることができず、先輩看護師さんから出てくるアイデアにただ感心するばかりでした。あれから随分年月を重ねて、最近ようやく「相手を的確に見極める」ことが少しはできるようになりました。

向かい合ってもてる知識の中から方法を見つける、より隣に座って同じ方向を見る、それとて、同じものを見ているとは限らない。けれど、その姿勢を大切にしたいと思っています。

(儘)

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